日々是弦氣 〜面白マニアック ギター探求〜 ただ付ければ、いいってもんじゃぁないんだよ。
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2014-10-07

ただ付ければ、いいってもんじゃぁないんだよ。

約1ヶ月ぶりの更新ですよ。
色々ありましてね、遅れに遅れてすみません。

9月はとにかく慌ただしかったんです。
上期決算期ということで、仕事が忙しかったのは勿論、
(出張の嵐で、ほとんど移動ばっかりだったような・・・)
その上、20日から23日、仙台に帰省していたものですから、
まぁ、慌ただしいったらないと。


そんな怒涛の9月が終わり、晩秋を感じる今日はもう10月の7日。
早いですねぇ。
あと一ヶ月もすれば、雪降りますよ、こっちは。

相も変わらず出張が多く、落ち着いてギターを練習する時間もないのに、
当月12日、LIVEします
忘れているかもしれませんが、私が在籍しているバンド、
Sheep Factoryのですよっ!

もう、一週間切っているけど大丈夫か?

そんな不安だらけのLIVEの情報をお知らせいたします。

「MIX UP SPECIAL ! ! 」

〔DATE〕  2014.10.12(日) Crazy Monkey
〔VENUE〕 北海道札幌市中央区南6条西4丁目 ライトビルB1
〔TIME〕  Open 17:00 / Start 17:30
〔TICKET〕 adv 2,500円 / day 3,000円 (D別500円)
〔ACT〕   TSP(東京) / MB-01 / MAVERICK / Apocalypse /
       Sheep Factory / PAPACY / GRACE GRIND
〔INFO〕   Sheep Factory の出演時間は、18:50~の予定です。

東京のバンド、TSPさん主催のイベントに参加させていただきます。

当方バンドを除き、レベルの高いバンドばかりが集まるイベントですが、
出来るバンドが多いイベント特有の独特の場の雰囲気に
飲み込まれないようにしたいところです。

詳細はこちらから

三連休の中日の日曜日ですので、
翌日が休みで、すすきのに飲みに来られた方、
場の雰囲気に飲み込まれたへっぽこおやじギタリストが、
どんな開き直り方をするのかという、人間観察にご興味のある方は、
是非、お気軽に遊びに来てくださいませ。

そのLIVEも近いのに、私は本日出張中。
明日も明後日も出張。

部屋一人 ビール持つ手を じっと見る

皆様、如何お過ごしですか?Akiでございました。


さて、やるやる詐欺と言われても仕方のない、
予告していた案件について、じっくり語っていきましょう。

本日のお話はこちら。
「ピックアップのマウント方式による音の違い」
についてです。

ギターの弦振動を電気信号に変換するパーツ。
それが、「ピックアップ」。
ギターのボディに対してどのようにマウントするかによって、
音が変わるのか変わらないのか。はてさて如何に?

私の見解は
「世間で言われているほどは変わらないけど、やっぱり変わる」
です。

ギターの出音を構成するうちの数パーセントぐらいの
違いであると思いますが、その数パーセントが侮れません。
だからこそ、面白いんですけどね。

では、その内容を語っていきましょう。

まず、そのピックアップマウント方法ですが、色々あるのですが、
代表例を3つ。

1、ピックガードマウント

IMG_2474.jpg

フェンダー社のストラトキャスターに代表される、代表的なマウント方法。

2、エスカッションマウント

IMG_1499.jpg

ギブソン社のレスポールに代表される、これも代表的なマウント方法。

3、ダイレクトマウント

IMG_2468.jpg

Edward Van Halen氏が自身の改造ギターで産声を上げた(はず)、
マウント方法。ボディに直接ピックアップを取り付ける方法。


まず、3、のダイレクトマウントのお話を。

今でも多くの方が
「ダイレクトマウント=音がダイレクトに出る」
という短絡的なイメージを持っているようです。
(実際、その傾向なんですが)
また、このマウント方法を世間に広めたEdward Van Halen氏が
インタービューで、このマウント方式だと、
ピックアップがギターを弾いた際のボディの振動も直接拾うので、
弦振動がダイレクトに出て、音がタイトになると言ったとか言わなかったとか。

このような発言もあってか、そういうイメージが定着したそうですが、
はっきり言いましょう。音はともかく、
ピックアップはボディの振動は一切拾いません。

エレキギターのピックアップはあくまでも金属性の弦の振動を
電気信号に変えるパーツであって、その他の振動に対しては、
一切音に変換しません。

エレキギターに非金属であるガットギターのナイロン弦を張って、
ガンガン弾いて、ボディがいかに振動しようとも、音は出ません。

では、何故に音が変わるのか。

アコースティックギターは、弦振動をボディで共鳴させ、
音を増幅させて音が出る仕組みになってますので、
弦振動に連動してボディが効率よく振動する
(ボディが鳴る、鳴るギターと言いますが)
ほうが、音も大きくなりますし、
一般的には良いギターとされる傾向にあります。

では、ボディ振動を直接音に変換しないエレキギターも、
弦を弾いたら、勿論ボディもネックも、
アコースティックギターほどではないにしろ振動します。
この振動が、実は間接的に弦振動に影響を与えて、
その弦振動をピックアップが拾い、音に変換されるのです。

弦を弾く
→弦が振動する(一次振動)
→弦の振動がボディやネックを振動させる
→その振動が弦に伝わり、副次的な振動を弦に与える(二次振動)
→その一次、二次が合わさった振動をピックアップが拾い音に変換。

この二次振動が大きければ大きいほど、様々な要素の振動が弦に
伝わり、複雑な音になる。
(倍音成分であるとか、振動の周波数等、細かいことを言えば
キリが無い話ではありますが)
非常に簡単ですが、こういう仕組みであると。

では、その副次的な振動が多い「良く鳴るギター」が良いかというと、
決してイコールではないのが、この世界の面白いところ。


ここで、ちょっと視点を変えてみましょう。
想像してみて下さい。

約70cmほど離れた2つの支点の間に一本の弦が張られている。
その支点の土台が、
1、重く固い木材
2、重く柔らかい木材
3、軽く固い木材
4、軽く柔らかい木材
5、発砲スチロール

弦を弾いた時(一次振動)、1~5まですべて同じ振動をしないというのは
なんとなく、感覚でわかりますよね。
1、一次振動が強く、土台が重くあまり振動しないので、弦そのものの響きが強調。
2、一次振動は強めだが、土台が柔らかいと振動を吸収してしまい、
  振動がすぐに弱弱しくなってしまう傾向にある。
  (サスティンが無い)
3、二次振動が大きくなる傾向にある。固い木材で、振動を吸収しにくいので、
  弦振動が長くなる傾向に(サスティンがある、長い)
4、二次振動は大きいが、振動が土台の柔らかさで吸収され、全体的に
  弱弱しい響き。
5、弦振動を発砲スチロールが吸収してしまい、まともな音は出ない。

また、二次振動が音にどのような影響を与えるのか。

これも非常に簡単に言い切ってしまいますが、
二次振動が多ければ多いほど、音が高音寄り、
(正確には中音より上のハイミッドと言われる部分)、
で柔らかい音になる傾向に。

逆に二次振動が少ないと弦振動そのものの響きが強調され、
すっきりとした音で若干低音寄りの固めの音になる傾向に。


実はこの弦振動の土台に関するロジックが、
ピックアップのマウント方法や、後述する、
サスティンブロック変更による音の違いに大きく影響します。


「ダイレクトマウントの音=音がダイレクトに出る」
と言うのは、弦の振動がピュアに出ているということ
=二次振動が少ないサウンド。
土台が重いことが第一条件でありますが、
ここまで言えば、なんとなく私の言いたいことがわかりましたか?

ピックアップを直接ギターのボディにマウントすることにより、
弦振動に対する二次振動の対象であるボディの重量が単純に
重くなるので、二次振動が少なくなる傾向にある。
ピックアップそのものも結構な重さになるので、
この影響は顕著である。実はこれが一番の理由なんですね。

では、1のピックガードマウント方法や2のエスカッションマウントは
どうなるのか?
両者のマウント方法に共通するのは、ボディに直接ではなく、
スプリング等を介して、ボディとは別のパーツに吊り下げられて
マウントされているという点。
その構造上、二次振動のボディ振動に関する重量の部分については、
直接影響を受けず、そこからさらに遅れて振動します。
(三次振動とでも言っておきましょうか)
ですので、さらに違う副次的な振動が弦に加わるわけです。

ですので、音の傾向は、二次振動成分が多い音=ハイミッド寄りの、
柔らか目の音になっていきます。
ちなみに、エスカッションマウントよりも、ピックガードマウントのほうが、
その傾向は強いようです。


様々な文献や、自身の経験を元に、非常にざっくりと説明しましたが、
ピックアップマウント方式によるギターの音の違いというのは、
結局は弦振動をささえる土台(ギター本体)の重さと、
マウント方法によるピックアップそのものの副次的な振動がどれだけ
弦振動に影響を与えるか、基本はこれです。

勘違いしてほしくないのは、決してピックアップそのものが
振動そのものを拾わないということですので
非常によくボディが鳴るギター=良いギターとならないのも
なんとなくご理解いただけるかと思います。

逆に鳴りすぎる(振動しすぎる)ギターは
弦に余計な振動を与えることにより、
サウンドがぼやけてしまうケースが発生します。

そこで、世の中には、この余計な振動(二次振動)を抑える為のグッズがあります。

ヘッドに重りを取り付け、ネックの二次振動を抑制する
Fender Fat Finger

fender_fatfingerguitar[1]

詳しくはこちら

自らが振動をし、振動で振動を抑制するアイテム
Swing Chip

swing chip

詳しくはこちら

両者ともに利用したことはありますが、効果はそれなりにあります。
ここまで、私の薀蓄を読んでいただいたのであれば、
どの様な効果、音の変化があるかは、なんとなく想像はできますよね。


さて、ピックアップのマウント方法による音の違いについてのお話でしたが、
私の見解、ご理解いただけましたでしょうか?


今回のお話をした内容より、ピックアップマウントの方法の違い以外にも
ギター本体や、振動に関わるパーツの重さや、素材の固さ等が、
エレキギターの音に影響するという理由をご理解いただいた上で
次回、ようやく例のサスティンブロックの交換の話につながるわけです。

このパーツも素材や大きさによる、重量や固さにより、弦振動が変化しますので、
音に影響を与えるわけですね。


今回、この記事を作成するきっかけを下さった、
Fujico overdriveのリーダさんのコメントですが、

ストラトタイプのギターって、僕はイナーシャブロックとネックで音が決まると思っているのですが、
Fenderのストラトに様にピックアップを「ピックガードから吊り下げる」では無く、
「ボディにマウントする」では音が違いそうで興味津々です。


(イナーシャブロック=サスティンブロックのことです)

このイナーシャブロックとネックで音が決まるというのは、
核心を突いているコメントだと思ったんですよ。

散々、重量と二次振動の話をしましたが、
二次振動における一番の影響力を持つ部位が、、
弦と密接に繋がっている(接している)ネック部とブリッジ部分なので、
こちらの作りや素材によって。非常に大きく出音に影響するわけです。

ネックの太さや材質が音に大きく影響すると言われるのも、先述した、
土台のロジックに当てはめていくと、理解できると思います。



まだまだ色々お話したいところですが、
長くなりましたので、本日はここまで。

次回は、サスティンブロックの話か、ライブの報告でしょうか。

では、次回を待て!

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コメント

いや、非常に興味深い内容でした、有難う御座います!

サスティンブロックのお話も楽しみにしております。

LIVE頑張って下さい~。

Re: タイトルなし

>リーダーさん

返事が遅れてしまい申し訳ないです。

先日行ったLIVEで、毎度のことながらバタバタしておりまして。
近々、結果報告のブログを作成するつもりです。

ピックアップマウントのお話、
非常にざっくりとした内容ですので、恥ずかしい限りではありますが、
何かしらの思うところ、関心を持っていただけたら幸いです。






> いや、非常に興味深い内容でした、有難う御座います!
>
> サスティンブロックのお話も楽しみにしております。
>
> LIVE頑張って下さい~。

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