日々是弦氣 〜面白マニアック ギター探求〜 シールドの考察と比較 (その1)
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2014-05-27

シールドの考察と比較 (その1)

昨晩は、出張先のホテルにて、前回話題にしました、
島村楽器主催 HOTLINE の昨年の全国大会の動画を、
YOUTUBEで確認、閲覧しておりました。

覚悟はしておりましたが、あまりのレベルの高さに、
オーデションに参加はしたものの、才能溢れる同業若人から、
「おっさん。いい歳こいて、このレベル?」
といった態度を伴った、冷ややかな視線にさらされるのではないかと、
恐れ慄き、深夜、ホテルの一室で酩酊し、軽く呻いたりしておりましたが、

「いい歳のおっさんと思われなければ、大丈夫か?」

などという、本末転倒な結論に達し、最近気になり始めた、
”ほうれい線”の消し方なんぞを検索、実施して若作りに取組みはじめた、

Akiです。皆さんこんばんは。いかがお過ごしですか。
ちゃんと、ギターを練習せぇってな話ですが・・・


話をHOTLINEに戻しますが、皆、演奏レベルもそうですが、
自分達を魅せる(見せる)ことも上手。
こればかりは、ライブを多数こなし、また自分達の演奏を
客観的に何度も確認して、初めてできることだと思うのです。

演奏技術も大事だが、いかに魅せるかも大事だな、と。
参加することのない、全国大会対策なんぞで現実逃避する前に、
まだまだ不安定な演奏そのものをなんとかしなくてはいけない今日この頃。



閑話休題、本題に入りましょう。
シールドの話をします
(ここまで長かった)。

今まで、脱線が多く、“すっ”と紹介できなかったのは、
シールドの紹介と比較のため、どうしても説明しなくてはいけないことと、
比較基準をどのようにするかを思案していたからです。

よって、また薀蓄話しますけど、大事なので読んでくださいね。

まず、世の中に「音が良くなる」シールドというのは存在しません。
シールドケーブル(以下:シールド)は、
ギターから発生する微弱な電気信号を、
金属線を伝いアンプまで届けるわけですが、
まず、金属には「抵抗」というのが必ず存在します。
その金属の性質や、混在している不純物が主にそれにあたります。
電気信号はその抵抗によって、どんどん劣化していきます。
また、シールドが長いと抵抗の量も増えることになるので、
さらに劣化していきます。

結果、エレキギターから発生した音は、アンプに届く前に、
必ず、何かしらの劣化をしているのですが、
この劣化が少なければ少ないほど、
単純に「優秀なシールド・良いシールド」であると私は思うのです。

シールドの販売宣伝文句で、
「このシールドは、高音が出ます!」とか、
「タイトな低音が特徴です」といった言葉
をよく見かけますが、
これは、シールドを通る電気信号は劣化していくものであるという理屈がわかれば、
私の言いたいことはわかりますね。

高音 が出る → 中、低音が出ない(中、低音域の劣化の度合いが高い)。
タイトな低音 → 中音域の劣化の度合いが高く、低音、高音
          ばかりが聞こえる所謂ドンシャリ傾向。
ということです。

シールドを通ることによって、電気信号が増幅することは決してありません。
ここ大事です。テストに出ます。

上記の理由から、私は、同一メーカーの商品ラインナップで、
このケーブルは低音が太いとか、高音が強いといった、
積極的に音の変化を謳った種類が存在するシールドはあまり使用しません。

勿論、多種多様なニーズがあるので、否定はしませんが、
その部分は他の方法で、いくらでも調整ができるはずです。
あえて劣化しているとわかっているシールドを使う気にはなれないということです。

劣化を少なくしようと作成した結果、こういう特性になったと
いうのなら理解できるのですが。

では、究極に劣化を少なくしたシールドが最高かというと、
それが必ずしもそうではないところが、この世界の面白いところ。
マイナス要因である劣化が、時に「味」や「個性」なるのです。
ですから、色々なメーカーが色々な手法を用いて、様々なシールド
を作っているわけです。


また、このシールドは低音が出るとか、高音が出るといった
判断基準にも疑問があります。
「何と比較して」という明確な基準が欠落しているレヴューや感想が、
巷には多い気がします。

比較をするときは、必ず、基準となる比較対象が必要です。

このシールドの世界では、世間一般に広く出回るリーズナブルな
シールドを基準にすることが多いようですが、
私の場合は、冒頭で述べた、「劣化の極力少ないシールド」を
基準にしたほうが、一番公正、フラットである思います。

上記理由を踏まえ、一般市場に流通し、常軌を逸した価格帯ではく、
販売メーカーの開発コンセプトと私の経験から、
一番音質劣化が少ない、今回の比較の基準となり得る、
フラットなシールドがこちらだと思います。

IMG_2239.jpg

ANALYSIS PLUS
PRO OVAL STUDIO 
Plug : NEUTRIK (変更)

(先端の金属部分のところ、これも色々種類がある)
メーカーHP

現在流通し、かつ購入するにもギリギリ現実的である
メーター1万円越えのド級のアメリカ製のシールドです。

詳細はメーカーHPを見ていただきたいのですが、
まず、音。弾いたまんまの音がズドンと出ます。
低音が強いとか、そういうレベルではありません。
全部出ます。ですので、ミスタッチもそのまんま出ます。
10人が試したら、10人が目をむいて驚きます。
とある、ベーシストは、左手で弦を押さえる瞬間や、右手で
軽く弦をミュートする時も音がするので、気持ち悪いし、
逆に演奏がしにくいと、使用拒否したほどです。
そのくらい、些細な音でも拾いますが、
それだけ、楽器の情報を劣化させずに届けているということです。


このシールドを利用している有名なミュージシャンは、
凄腕ウクレレ奏者、ジェイクシマブクロ氏。
あの、どこまでもクリアで繊細、ときにはダイナミックな音は、
このシールドを経由して生まれているといっても
過言ではないと思います。

彼のウクレレは、エレキアコースティックギター(略してエレアコ)、
と同じ仕組みで、ウクレレの音をアンプで出せるようにしているのですが、
初めて、ジェイク氏の演奏をTVで拝見した時、
演奏テクニックもさることながら、
「なんで、ウクレレの音が、こんなにダイレクトにアンプから出るんだ!?」
と驚愕し、ネットで調べ、このシールドの存在を知ったわけです。


いいことずくめのようなこのシールドも欠点はあります。
まず、シールドそのものが重く、固く、取り回し性が悪いこと。

そして、価格。正直購入に躊躇する価格です。
市場に出回っている、ミドルクラスのシールドの約10倍の価格です。
私は独身時代に購入しましたが、今は買えません、というか、
絶対に家人が許してくれません。

また、音がズドンと出るのですが、時には出すぎると感じることもあります。
ベースを弾き、かつ録音した時に如実に感じ取れますが、
低音が出すぎて、音が広がりすぎるのです。
シールドの名称で「スタジオ」と謳っているくらいなので、
レコーディングでは、どんな繊細な音も全て拾い上げ、
その上で、出すぎる部分や余計な広がりは、編集で色々と
調整をする、そんな考えが窺えるシールドです。
(勿論、何の調整をしなくとも素晴らしい音を出してくれますが)

電子楽器、特に録音の世界では、余計な部分を消すことは簡単ですが、
ないものを追加するのは難しいのです。



このシールドを私はメインで使用していますが、使うギターやベース、
スタジオのアンプや、環境によって他のシールドも積極的に使用します。
いくら、高価で優れたシールドもオールマイティーではないということです。
(理由は後ほど紹介するシールドの説明で詳しく)

ですが、ギターのカスタマイズをした時や、新たな機材をチェックする時は、
必ずこのシールドで音を確認します。些細な変化もわかるからです。


長くなりましたが、この劣化が少ないシールドを基準に次回以降、
他のシールドを紹介します。

薀蓄がなくなった分、次回からはさくさく紹介できると思いますが。

では、「その2」をお楽しみに。

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コメント

そうか~

若作り、頑張るか(爆)

Re: そうか~

コメサンクスです、TAKA氏。

若作り=無駄な努力とも読める微妙なお年頃ではありますがね。
そのやろうとする心意気が大事だと。

> 若作り、頑張るか(爆)

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